相撲

確かに、大麻の吸引は法では裁けないだろうし(所持が証明できていない)
法で裁けないものを、先んじて解雇という決断を下したことは、
若干マスメディアに煽られすぎた、という感は否めない。


とはいえ、前理事長がいまいちスッキリせず、全般としてグダグダ感が強かったので、
空気を一新する、という意味では、解雇、謝罪は効果的ではあっただろう。
とはいえ、スケープゴートにされたロシア人の若者たちは納得しないだろうし、
当分、法的ゴタゴタは続くだろう。


ま、確かに大麻がありふれた薬品だというのはわかる。
また、今まで大相撲の世界というのは、ドーピング対策すらまともにされてなかったわけだし、
(これは日本のスポーツ界すべてに言える事だが。競馬も含めて。)
初めて発覚した「大麻成分の体内残存」に対して、
いきなり解雇というのが適切かどうか、という問題もわかる。
ただし。
プロなんだから、それくらいの覚悟をして相撲に邁進しろ、という気もする。
少なくとも、「大麻を吸引した」以外の理由で、
大麻が残存した理由を証明できなければ……。
特に、元々から横綱の非常識、稽古と称してのリンチ致死と、風当たりの強い時期なのだから、
瓜田に履を納れなければ良かったのではないかな?